SHOW BOAT
Book and Lyrics by Oscar Hammerstein II
Based on the novel by Edna Ferber
19世紀末のアメリカ南部を流れるミシシッピー川、芸人たちの夢と愛を乗せたショー・ボートはこの大河を上り下りしながら、港町の人々に夜毎の絢爛豪華なショーを楽しませていた。
この叙情的な傑作ミュージカルはミシシッピー川とシカゴを舞台にして、ショー・ビジネスの世界に生きる3世代のショーマンたちと彼らの生涯にわたる友人たちの人生とロマンをテーマにしている。
メインプロットは、ショー・ボートの船長の純情な娘であるマグノリアの波乱にとんだ人生を描く。世間知らずの彼女は流れ者の賭博師ゲイロードと恋に落ち周囲の者をハラハラさせながらも結婚して、シカゴへと移り住む。だが結婚生活の幸せは長く続かず、賭博に費やすゲイロードの借金は増え続けるいっぽう、彼はほどなくしてマグノリアと幼い娘のもとを去って行く。
サブプロットでは、ショー・ボートの花形スターでありマグノリアの親友でもあるジュリーの人生の歓びと悲劇が描かれる。彼女は実は黒人との間に生まれた混血児であり、そのことが知れると下船を余儀なくされる。ジュリーは失意と絶望のうちにみなの前から姿を消す。
歳月は流れ、マグノリアと成長した娘はショー・ボートで懐かしい家族たちと再会する。昔の夫ゲイロートも戻り、充実した希望に満ちた機会をもう一度得るのだった。
ショー・ボートは人々の人生の歓びと悲しみを乗せて、今日もミシシッピー川を行く。
- Ol' Man River
- Make Believe
- Can't Help Lovin' Dat Man
- Life Upon the Wicked Stage
- Bill
- You Are Love
主演:女性5人、男性5人
助演:女性3人、少女1人、男性4人
子供を含む歌唱・ダンスの大きなアンサンブル―小さな役が多数あり
素晴しい。ニューヨークがかつて見たなかで危険なくらいベストに近い。並外れて美しい旋律の数々。完璧なミュージカルが持っておくべき全てのものがある。
—New York Times, 1927—
アメリカのミュージカルの成熟度を世界に知らしめた作品。『ショー・ボート』を見ることはブロードウェイの理想がどれほど高くなりうるかを経験することである。
—Time Magazine, 1994—
アメリカン・ミュージカルの宝石。あまりに多くの完璧なシーンと歌を集めているため、全てを語ることは不可能である。『ショー・ボート』はこれまでに書かれた偉大なミュージカルの祖父である。
—Los Angels Times, 1996—
『ショー・ボート』の力強さから誰も逃れることはできない。
—Boston Herald, 1997—
傑作!『ショー・ボート』は素晴しく豊かで楽しいミュージカルである。
—Houston Chronicle, 1997—
『ショー・ボート』がこれまでに書かれたアメリカのミュージカルの中で最高のものでないと言うことは、今から最高のミュージカルになると言っているに等しい。
—San Francisco Examiner, 1998—
- トニー賞:「最優秀リバイバルミュージカル賞」を含む5部門(1995年)
- ドラマ・デスク賞:「最優秀ミュージカル賞」を含む5部門(1995年)
- 「最優秀リバイバルミュージカル賞」を含むアウター批評家協会賞4部門(1995年)
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