ジェレミーはごく平凡なティーンエイジャーだった───ただし “Squip” を知るまでは。その小さな錠剤は日本製の小型スーパーコンピューターで、彼が密かに心を寄せるクリスティンとのデートや今年最もイケてるパーティーに招かれること、ニュージャージー郊外の高校生活を無事に生き伸びるチャンスなど、彼の望みを全て叶えてくれるものらしい。でも、学校一の人気者になることは、そのリスクに見合うほどの価値があるのだろうか?
ネッド・ビジーニが2004年に出版した小説を、ジョー・アイコニス(音楽・歌詞)とジョー・トレイス(脚本)がミュージカル化した作品。物語の舞台と同じニュージャージー州で2015年に初演。その後、若い世代を中心にキャスト・アルバムがオンラインで爆発的なヒットを飛ばし、2018年のオフ・ブロードウェイ上演を経て、2019年にはオン・ブロードウェイに進出を果たした。