アカデミー賞を幾度となく受賞してきた世界的な作曲家であるミシェル・ルグラン(『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』)、そしてトニー賞およびピューリツァー賞に輝く演劇界でもっとも著名な脚本家の一人であるシェルドン・ハーニック(『屋根の上のヴァイオリン弾き』『She Loves Me』)の2人がタッグを組み、無慈悲で町の嫌われ者である孤独なスクルージがクリスマス・イヴに体験する奇跡の物語を新しく生まれ変わらせた。
チャールズ・ディケンズの本から飛び出したのは、原作同様に慈愛に満ちたミュージカル。家族や良心、たとえ自暴自棄になり人生を後悔したとしてもやり直すことができる、といった普遍的なテーマを取り上げる本作は、今もなお世界中の人々を惹きつける。『クリスマス・キャロル』は、これまでにないような温かみや叡智という素敵なクリスマスプレゼントを客席に届けることになるだろう。空高く舞い上がるような音楽が私たちを優しく包みこむ。