アーヴィング・バーリンの音楽と歌詞の祭典のようなミュージカル。世紀の変わり目から現在に至るまで、アメリカの人々の暮らしが、1台のピアノの旅を通して綴られていく。
劇中で歌われるのは「Blue Skies」「There’s No Business Like Show Business(ショウほど素敵な商売はない)」「Puttin’ on the Ritz」「Cheek to Cheek」「How Deep is the Ocean」「Anything You Can Do」「’God Bless America」、そしてタイトル楽曲の「I Love a Piano」など、バーリンが生んだ最も愛される名曲の中から選び抜かれた60以上もの楽曲の数々。陽気で悲しく、心が躍るとともに深さを持ったミュージカル『I Love a Piano』。作曲家のジェローム・カーンが「これぞアメリカの音楽」と語った言葉は、まさにこの作品にふさわしい賛辞である。