ジョン・ブッキーノのつくりだす楽曲は、ジュディ・コリンズ、ライザ・ミネリやヨーヨー・マ、アット・ガーファンクルなど沢山のアーティストによって演奏・録音されている。『イッツ・オンリー・ライフ』は、ブッキーノと演出家デイジー・プリンス(ハロルド・プリンスの娘)のコンセプトに基づいた、人間の憧憬や生の成就、喪失、知恵などにまつわるミュージカル・レビューである。ニューヨーク・タイムズによると、ブッキーノが紡ぎだす流麗で秀逸なバラードは、希望や生きることの充実感、失望と癒しが転変しながら立ち現れる都市生活の中で格闘する人間たちの関係性を見事に描きだす。
このミュージカルは、2008年度のロサンゼルス・オベーション・アワードにおいて、オリジナル・ミュージカル作品の脚本、作詞、作曲賞に輝いた。