1885年、ニューヨーク。新聞社のカメラマンであるホレスは、「自由の女神」の土台着工式典で重要な取材を任されるが、思わぬ失態によりクビになってしまう。ホレスはその後、ガールフレンドのメイジーからのアドバイスに従い “自由の女神のモデル” となった実在の女性をスクープするべく、フランスへと向かうことに。
パリに到着したホレスは、自由の女神のデザイナーである彫刻家バルトルディのアトリエでそれらしきモデルを発見する。一方メイジーは、ホレスをクビにした新聞社のライバル紙に掛け合い、モデルのアメリカツアーの費用を捻出することに成功。全てが順風満帆なようだが、ここから少しずつ話がややこしくなっていく──ホレスは、自分の見つけた女性が本当の “自由の女神のモデル” ではないことに気がついておらず、メイジーは、ホレスがモデルと恋に落ちてしまったことをまだ知らない……。パリから帰国したホレスたちを待ち受けるのは、恋のトライアングルにモデルの偽物騒動。しかし、複雑に絡まり合う糸が解かれた先には、アーヴィング・バーリンならではのハッピーエンドが用意されている。