OKLAHOMA! オクラホマ!
Book and Lyrics by Oscar Hammerstein II
Based on the play “Green Grow The Lilacs" by Lynn Riggs
ロジャースとハマースタインがコンビを組んで初めて創り上げたミュージカルが「オクラホマ!」だ。
このミュージカルはいろいろな意味で最も革新的な作品であり、今もあり続けている。この作品はミュージカルの原型を創り、ミュージカルのルールを創り、その後のブロードウェイ・ミュージカルの方向性を決定づける画期的な作品となった。それまでは単なる踊りだったダンスを芸術表現のレベルまで引き上げた功績も見逃せない。1943年のブロードウェイ初演時には5年にわたり2248回という前代未聞の大ロングランを記録した。
20世紀初頭のアメリカ西部、オクラホマ州の農場が舞台。二枚目のカウボーイ、カーリーと農夫ジャットとのライバル意識が、魅力的な農場の娘ローリーとのラブストーリーに色彩あざやかな背景を与える。わがままでロマンチックなカーリーとローリーの二人が歩む真実の愛への道のりは、田舎道を進む馬車のように決して平坦ではない。おそらくこの二人は新しい生活を始めることになるだろうが、この新しい人生を新しい州で始めることが、この記念碑的作品「オクラホマ!」に究極のクライマックスをもたらしている。
フィナーレ曲の「オクラホマ」はオクラホマ州の州歌として歌いつがれている。
- Oh, What a Beautiful Mornin'
- People Will Say We're in Love
- The Surrey With the Fringe on Top
- I Cain't Say No
- Kansas City
- All er Nothin'
- OKLAHOMA
主演級:女性3人、男性4人
助演:女性1人、男性2人
歌唱・ダンスの大きなアンサンブル―小さな役が多数あり
楽曲、ダンス、ストーリーがこの上なく調和し、アメリカ舞台劇史上、特筆すべき作品である。
—The New York Herald Tribune, 1943—
「オクラホマ!」には歴史的作品と呼ぶ以上のものがある。アメリカン・エンターテイメント史に燦然と輝く作品になっており、年月を経ても色褪せない。
—Chicago Tribune, 1993—
ミュージカルの最高傑作。
—London Daily Telegraph, 1999年—
- ピュリッツァー特別賞ドラマ部門
- アカデミー賞2部門
- トニー賞特別賞(1993年)
- 「最優秀ミュージカル賞」を含むローレンス・オリヴィエ賞4部門(1999年)
- ロンドン・イブニング・スタンダード賞 最優秀ミュージカル賞(1999年)
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