THE WILD PARTY
Book by Michael John LaChiusa and George C. Wolfe
Based on the poem by Joseph Moncure March
1920年代の退廃的ムードの漂うマンハッタンがこの強烈なミュージカルの背景となっている。コーラスガールのクイーニーは、道化師の恋人とあるパーティーを催す。集まってくるのは、荒くれ者や社会につまはじきにされている者ばかり。コカイン中毒でバイセクシュアルのプレイボーイ、使い物にならないボクサー、黒人芸人、莫大な遺産の受取人である未成年の歌姫、純粋な少女、レズビアンの女優とその恋人、クイーニーが惹かれるイタリア系の男。ジャズとジンでむせかえらんばかりのパーティーは、やがて幻想を剥ぎ取られ、緊張が高まる。夜通し大騒ぎしたのち、明け方に悲劇が起こる。舞い上がっていたパーティーのゲストたちはすすり泣き、観客もまたパーティーが永遠には続かないことを悟るのだった。(注:学校向けの内容ではありません)
- Queen Was a Blonde
- Dry
- Welcome to My Party
- Breezin' Through Another Day
- Eddie & Mae
- Moving Updown
- The Lights of Broadway
- After Midnight Dies
- Love Ain't Nothin
- This Is What It Is
- How Many Women in the World
主演級:女性7人、男性8人
今世紀初の大ヒット。音楽にのせて目眩のするような狂乱が繰り広げられる、めくるめくミュージカル。本作はアメリカのミュージカルが、ここまで活き活きとしたものになり得ることを、なおかつ強烈なパンチを放つことを教えてくれた。
—THE NEW YORK DAILY NEWS—
早い、荒れ狂う、燃えさかる、そんな言葉が相応しいこのミュージカルは、ノンストップで息もつかせない。刺激的で不穏な新しいタイプの作品。会話の断片は、とうとうと流れる川のようなメロディと混ざりあう。劇中の酒の量が増えていくのに比例して、音楽が加速してゆく。
—THE STAR LEDGER—
よく練られた幻想的な作品。音楽にはパンチが効いていて、ユーモアもあり、何より感情の爆発をうまく表現している。観客の心を瞬く間に開かせる。
—THE RECORD—
ソウルとセンスの両方を満足させる、大人のためのミュージカル。楽曲は20年代の音楽の雰囲気を採り入れた、野心的で芸術的な仕上がり。
—ASSOCIATED PRESS—
爆発寸前、楽しめる。
—NEWSDAY—
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